災害関連死ゼロの社会を目指す㊾ 2026年10月

車の水没被害

 今年は千葉県や北陸地方など日本各地で記録的な大雨が続き、車の水没被害が発生しています。ここでは車が水没したときの対処法について述べていきます。

車が水没したときの対処法
 水没してしまうと慌ててパニックになりがちですが、まず落ち着いて行動する必要があります。最初にシートベルトを外し、外に出ることに備えます。まずドアが開く場合にはドアを開けすぐに脱出します。しかし、水位によってはドアが開かず車内に閉じ込められる場合もありますが、開かない場合も、慌てないようにします。ドアが開かなかった場合は、シートベルトを外し、窓を開けて車の屋根に登るように脱出します。

窓が開かない場合
 窓が開かない場合は、先のとがった緊急脱出用のハンマーで窓を割ります。もしハンマーがない場合、座席からヘッドレストを取り外し、思い切り窓ガラスをたたくという方法もあります。但し、車の窓は割れにくくできている為、割れない場合も考え、緊急脱出用ハンマーを備えておく必要があります。

どのくらいの水位までなら走行できるか?
 基本的に車が水の中で走行することは不可能といえます。そのため冠水しそうな場合は、運転を避ける必要がありますが、急な大雨などで予想外の冠水のときは、基準としてはマフラーの高さよりも水位が高い場合は、運転を控える必要があります。マフラーよりも水位が高い場合は、水が逆流して入ってきます。

道路が冠水している際の運転方法
 冠水した道路に入らないというのが基本になりますが、避けられない場合、冠水道路へ勢いをつけて侵入することは避けます。勢いよく侵入すると、水との衝撃で車が破損する恐れや車が水面に浮いてしまうこともあります。さらに、仮に冠水道路を通り抜けた場合も、ブレーキが水に浸かっていたので効きが悪くなります。

最後に
 一度水没した車は水が引いてもエンジンはかけないようにします。エンジンの吸気系に水が入っている場合、エンジンが故障してしまう恐れがあるため、レッカーを呼んで動かしてもらうことをおすすめします。

一般社団法人地域防災支援協会
https://www.boushikyo.jp/

一般社団法人日本環境保健機構
https://jeho.or.jp/