読者投稿 私のリフォーム体験談②(2019年7月号掲載)

築46年団地・我が家のリフォーム

 シンプルで快適な住空間に

 我が家は昭和48年に建てられた築46年の団地です。

 棟と棟の間は広くスペースがとられていて、陽当りが良く静かで緑が多い建物です。

 購入した当時は全体的に畳がほとんどの和風な住まいでしたので、主人ともいずれ自分達の好きな様にリフォームしようと考えていました。一人暮らしをしていた娘が近くに家を買うのをきっかけに、お風呂以外全室の工事を決めました。

襖を撤去して広々としたLDK。床は家具と調和した落ち着いた色に

<リフォームのポイント>

 ①お気に入りの家具を有効活用する
 20年以上使い続けた思い入れのある家具を主役にするため、大胆にも押し入れ天袋を撤去しました。

 

お気に入りの家具を有効活用 夜は落ち着いた雰囲気に

 ②オープンな空間を作る
 部屋と部屋との襖を撤去し、必要のない入口を壁にしたり、トイレも広くしました。

 ③個性的でモダンな雰囲気を作る
 業者さんにお願いして材料のサンプルを全部見せてもらい、壁紙などは自分達で選びました。床は家具と調和のとれる落ち着いた色にして、壁紙は一部分を変える事によって遊びをもたせました。また、特注で浮き上がった壁を作って間接照明を仕込んでもらうアイデアが実現できました。

しまっておいた大きな絵を飾ることができた

 工事に2か月ほど掛かりましたが、荷物を娘の家に運び居候させてもらったので不便はありませんでした。業者さんのオフシーズンだった事で値段も安く済みました。

 リフォームによって収納場所は少なくなりましたが、いらない物は処分ししまう所を考えて物を買う様になりました。部屋が広々としたので、しまって置いた大きな絵を飾る事が出来ました。夜は落ち着いた雰囲気でお酒を飲んだりして、シンプルで快適な生活を楽しんでいます。

(さいたま市・豊田まり子)

集合住宅管理新聞「アメニティ」2019年7月号掲載