読者投稿 私のリフォーム体験談③(2020年2月号掲載)

築50年の公団をDIY 奥さま好みの英国調に

 DIYを楽しみながら少ない予算でやってみました。

 3年前にTVで紹介されてた築50年程のUR物件を部屋をよく見ないで購入しました。引っ越す前に部屋を見ると簡単なリフォームはされていてそのままでも充分住めるのですが女房と二人の年金生活が始まるので、女房好みの住宅にしてあげたいと思い少しDIYをがんばってみました。

ポイントは3つ

①少ない予算なので自分の出来る範囲で作る

②女房の使いやすい趣味のアトリエを考える

③全体的に女房好みの英国調にする

以上の3つの事を考え壁紙を全体的に貼って予算を押さえました。ネットで壁紙を検索すると英国調のモリス柄があったので壁紙はすぐに決まりました。

 作業は裏に糊を付けて少し時間をおいて上部から順に貼っていくと結構簡単に貼れました。柄合わせ等はそんなに気にしなくてもうまく柄が続くようになってます。

 注意点は糊が乾いて来ると少し縮むので糊を付けたときに少し時間を置いて糊が壁紙になじむようにする事です。

 ②のアトリエ機能は押し入れを潰して布団棚の上に机の天板をセットして押し入れの中も床もそれぞれ壁紙の延長で作業をしました。アイデアとしては作業中でも途中で友人が訪問された時でもすぐに散らかったものをシャットアウトできるロールカーテンを付けて解決しました。実際このロールカーテンはすごく便利で気に入ってるようです。

押し入れを改造して作ったアトリエ。作業中の訪問客にはロールカーテンで目隠し

 ③の英国調はサブ壁紙としてレンガ柄を選んで重厚感を演出しています。テレビ台になってる家具も透明ガラスの裏側からモリス柄とイメージが似た柄を選び貼付けました。

モリス柄と煉瓦柄の壁紙で英国調に仕上げたリビング

 玄関を入った所はUR特有の洗濯機置き場があるので少し透けて見えるダークカラーのカーテンを選び、圧迫感が無いように心がけ、突き当たりのドアには本棚柄の壁紙を貼り左のガラス戸の上部には英国小物の帽子ハンガーを見つけ取付けてなんとなく英国調に見えるようになりとりあえず女房からは合格点を貰いました。

洗濯機置場(右側)には透明感のあるカーテンで目隠しし、正面奥の扉には本棚柄の壁紙を貼った

 引っ越して3年目ですが女房のパッチワーク作業はかなり捗りバッグ等もたくさん作って友人にプレゼントしてるようで喜ばれているようです。

集合住宅管理新聞「アメニティ」2020年2月号掲載