国土交通省公表「マンション大規模修繕工事に関する実態調査」 コンサルタント134社の回答から:2018年11月号掲載

今年5月、国土交通省は「マンション大規模修繕工事に関する実態調査」を公表した。

同調査は、大規模修繕工事の施工会社選定の際に、管理組合の利益と相反する設計コンサルタントの存在が指摘されていることから、適正な発注の参考となるよう実施されたもの。

調査対象となったのは、直近3年間に大規模修繕工事の設計コンサルタント業務を受注した企業2352社で、そのうち回答の得られた134社、944事例の結果をもとに集計され、大規模修繕工事の「工事内訳」「工事金額」、設計コンサルタント業務の「業務内訳」「業務量」の分布が整理されている。

戸あたりの工事金額、多いのは75万円~100万円

大規模修繕工事の戸あたりの工事金額は、75万円~100万円が30・6%、100万円~125万円が24・7%、50万円~75万円は13・8%となっている。(図1・表1参照)


床面積(㎡)あたりの工事金額、多いのは一万円~一万五千円

大規模修繕工事の㎡あたりの工事金額は、一万円~一万五千円が41・1%、五千円~一万円は31・8%、一万五千円~二万円が10・0%となっている。(図2・表2参照)


調査結果について、国交省では「工事内訳に過剰な工事項目・仕様の設定等がないか。戸あたり、床面積あたりの工事金額が割高となっていないかなどについて事前に検討してほしい」としている。

また、調査では戸数規模別のデータも整理されており、管理組合は、同規模のマンション群のデータに基づき、これらのポイントを比較することが有効になっている。

詳細は、国土交通省ホームページ
「マンション大規模修繕工事に関する実態調査」

(2018年11月号掲載)