読者投稿 私のリフォーム体験談⑥(2020年7月号掲載)

日曜大工のリフォーム

北側の和室に手づくりの障子戸

 さいたま市・東新井団地に居住を始めて四十年になります。

 大工の孫という生い立ちのせいか、自前でのリフォームや工作など所詮日曜大工ではあっても妥協ができないという厄介な性格です。富山県に相続した旧家屋を所有していますが、自作の建具もいくつかあります。

 そんなことで当団地入居直後から備え付けの構造を自前用にカスタマイズすることを楽しみとしてきました。当団地では南面の和室ガラス戸内側に障子戸が標準設置されているのですが、当初より温度差の激しい北側和室はカーテンの取付けという構造であり、常々ここも障子戸にできないかと思い続けること四十年、この度一念発起し念願の障子戸を作り上げ、設置しました。

 工作にはノコギリとノミを使いますが、何せ集合住宅の三階での作業のこと、色々と工夫しなければなりません。ホゾ穴空けは前もって手回しドリルで穴を開けたり、金槌を使わないで体重で削るなど工夫すればあまり音が出ません。ノコギリの使用は少々であればベランダで可能ですが、近所迷惑になるような大仕事は家庭菜園に持って行って切断してきました。

 標準設置品とほぼ同じ仕様で出来上がりましたが、肝心の窓枠の幅が作成した引き戸二枚分よりも狭く、角材で増幅しなければなりませんでした。障子戸本体を白色に、増幅窓枠を褐色塗装して完成としました。

北側の和室ガラス戸の内側に設置した自作の障子戸

標準設置の障子戸には風景写真をプリントした障子戸を貼った

 材料は全てホームセンターで購入しましたが、同じ角材でも部位によっては数倍の高額品もあります。私が使ったものは微妙に曲がった部分もある(この部分は使わない)安価品ばかりです。記録がないのですが総額は三千円くらいでしょうか。

 また、私は写真撮影を趣味としており、家庭用プリンターを使って風景写真を障子紙に印刷してみました。(さいたま市東新井団地・吉田  久志)

集合住宅管理新聞「アメニティ」2020年7月号掲載