今年もよろしくお願いします 2023-1

鍵が折れて鍵穴に先端が詰まった!
息子は針金で直せるかもと言うが
家の中に入れず私は業者を手配…

 新しい年を迎え皆様にとって素晴しい一年となりますようにお祈り申し上げます。コロナや火災で苦しむ人々、辛い思いをする人々が減りますように。心から願っています。今年こそ、マスク無しで生活できると良いですね。仲間と大声で大口開けて笑いたいです。
 そんな中で、今年は出来ない事を数えるのではなく、目の前にある物、起こった事を受け止めて、その中から喜びを感じたり、学んだりすると決めました。自分自身の周りにある物や起こる様々は、良いも悪いも糧になると思いつきました。
 それを思いついた年末、早速、思いがけ無い事が起こりました。次男と久し振りに休みが一緒になったので、二人でドライブも兼ねて、大型倉庫店に日用品の買い出しに出掛けました。商品の一つ一つが容量が多いので、荷物持ちの男の子は必須です。予算を超えないように吟味して購入しましたが、マンションに着いて車から部屋まで、二人共抱えて二往復は必要でした。一往復目、私が玄関の鍵を開けることになりました。片手を何とか使えたのです。鍵穴に鍵を差し込んで、回した途端に、鍵が折れたのです。鍵穴に先端が詰まってしまいました。
 その時、一瞬、目の前が真っ暗になりました。マンションは出入口が玄関だけなので絶望的です。息子は、少しだけある隙間に針金を差し込めば取れるかもと言いましたが、重症化するのは困ると考えた私は、専門業者を手配する事にしました。業者は到着するまでに、最短一時間は必要でした。車で待とうかと提案したのですが息子は荷物があるし家の前で待つと言うので私だけ車内へ戻りました。5階から再び大荷物を運ぶのも大変です。そのうちトイレへ行きたくなった私は車で近所のドラックストアへ行きました。
 その間、息子は針金を使って直してしまいました。私が居たら止められるから、不在中にやってみたとのこと。子に従えだよね。

集合住宅管理新聞「アメニティ」2023年484号掲載)