大規模修繕工事瑕疵保険商品改定/㈱住宅あんしん保証

 株式会社住宅あんしん保証(本社:東京都中央区、取締役社長:髙橋渉一)は、「あんしん大規模修繕工事瑕疵保険」の商品改定について、国土交通大臣の認可を取得し、4月1日から申込み受付を開始した。

 今回の商品改定のテーマは「使いやすさの向上」で、以下の3点が改定された。

1 工事内容に応じた検査料設定
 従来は、延べ床面積をもとに算定していた検査料を、屋上防水工事のみ、あるいは給排水管路更新等工事のみ、といったように、工事内容に応じた設定とすることで、保険料等を削減することで「使いやすさの向上」を実現した。

2 保険対象工事の追加
 これまで対象外だった、同一団地内の3階以下かつ延べ床面積500㎡未満の小規模棟(リフォーム工事瑕疵保険対象となる住棟)、非住宅から住宅への改修工事)等の工事も、同保険の対象とした。

3 補償対象部分の追加
 寒冷地で施工数の多い、灯油管路・灯油設備にかかる工事も補償対象に追加した。

 また、今回の改定とは別に、「外壁塗膜担保特約」の利用条件の拡大も行われた。
 同特約は、外壁塗装工事の外壁塗膜が著しい膨れ、剥がれ等により、社会通念上必要とされる性能を満たさない場合、工事会社が負担した補償費等を保険金として支払うもので、これまでは同社が提携する設計事務所等を通じた場合等、特約が利用できる条件を制限してきたが、「一般社団法人マンション管理業協会」及び「一般社団法人マンション計画修繕施行協会」の会員企業であれば、同特約を附帯できることとなった。

2017年4月10日 15:00加筆