㈱住宅あんしん保証、(一社)マンション管理業協会を「認定大規模修繕工事団体」に認定

 国土交通大臣指定住宅瑕疵担保責任法人住宅あんしん保証(本社:東京都中央区、髙橋 渉一取締役社長)は、2016年7月、一般社団法人マンション管理業協会(東京都港区、山根弘美理事長)(以下、管理協)を「認定大規模修繕工事団体」に認定した。
 「認定団体」とは、「団体独自の施工技術基準や管理体制を有し、一定の良質と見込まれる大規模修繕工事ができると同社が認定した団体」。
 認定団体会員は、同社が取り扱う「あんしん大規模修繕工事瑕疵保険」の事業者登録料、保険料を団体割引により、低廉な費用で利用できる。
 管理協は、管理会社365社(7月現在)が加盟する業界団体。
 会員管理会社は、マンション管理組合からマンション管理の委託を受け、管理組合運営のサポートを行う業務を執り行うほか、会員管路会社のうち約80社は、管理組合から大規模修繕工事の元請工事請負業務も行っている。
 また、最近は、大規模修繕工事発注時に、管理組合が「大規模修繕瑕疵保険加入」を条件とするケースや、工事会社に直接保険加入を求めるケース(全体の90%)が増えたほか、2014年9月にスタートした「住宅リフォーム事業者団体登録制度」により、国の登録団体となった団体会員会社が、一定金額以上のリフォーム工事を請け負う場合は、瑕疵保険への加入が求められるようになった。さらに今年4月には民間(旧四会)連合協定工事請負契約約款委員会から刊行された「マンション改修工事請負契約約款契約書」に「大規模修繕工事瑕疵担保保険(有・無)」の記載がされた結果、同社の「あんしん大規模修繕瑕疵保険」の申込件数の約20%が管理協会員会社と年々増加していることから、管理協は、今回の認定団体化を受け、会員に対し、団体割引メニューを用意した。
 今後、同社並びに管理協は、連携して会員会社に対し「あんしん大規模修繕保険」の普及を進めていく。