「マンションの適正管理促進に関する検討会」を設置/東京都

 都は、分譲マンションの適正な管理の促進に向けて、「マンションの適正管理促進に関する検討会」を設置した。
 東京都では、分譲マンションが都民の主要な居住形態であるとともに、都市や地域社会を構成する要素として重要であり、地域のまちづくりやコミュニティ等とも密接に関連する社会性の高い住宅ストックになっている。
 一方、マンションでは、建物と居住者の「二つの老い」が進行しており、このようなマンションでは、役員のなり手がないなど、管理上の問題が増加する傾向にあり、この現状を放置すれば、居住環境はもとより、防災や防犯、衛生など、地域の生活環境や市街地環境にも悪影響を及ぼすことが懸念されている。
 これらを予防し、マンションの適正な管理を促進し、豊かな住生活を支える良質なストックを形成するため、行政がこれまでよりも積極的に関与し、管理組合の機能強化を図る施策を検討していく。
 検討会は、2018年3月から2019年3月まで設置され、第1回検討会は2018年3月29日に開催される。
検討委員