年賀状だけの交流でも 2024-2

近況報告のコメントに
年始から励まされることも

 新しい年を迎えてから、1カ月が経ちました。穏やかな新年を望んでいましたが、大きな災害が元旦から起きてしまいました。私は夜勤入りの夕方でした。地震の長い揺れが続いたので、施設の入居の皆様が不安にならないように対応に追われてましたが、テレビでの報道に涙する方もいらっしゃいました。現地の方々が一日でも早く、平穏な日々を取り戻される事を祈るしか出来ません。
 さて、新年と言えば年賀状ですが、最近はSNSが進歩して、手書き等で賀状を出す方が減っています。我が家の次男も書いた経験がありません。親しい友人やSNSで知り合った方とは、スマホでの挨拶で充分だそうです。私が年末に年賀はがきを準備していると、それを見て、今年も書くんだとご苦労様だねという反応です。
 しかしながら、毎年書いていますが、枚数は減っています。主人が亡き後、お世話になっていた方々にも出していたので、私自身の知り合いも含めて200枚近くになった年もありましたが、11回忌を迎えるので遠慮させていただき、今年は半分以下の枚数になりました。年賀状だけの交流ばかりですが、必ずコメントを書いて近況報告をするようにしています。印刷の賀状でも、コメントを書いて下さると、励まされたり感心したりで年始に元気が出るので、私も書いています。
 ところが、最近、もう高齢なので賀状の交流は遠慮させて下さいという方が増えて来ました。まだ、還暦過ぎたとは言っても六十代なのになと思います。賀状だけのやり取りの方ばかりなので仕方ないかも知れませんが、学生時代や子供が小さい頃は交流があった方々です。海外旅行の写真や子供さん達の成長された様子の写真をいただくと嬉しくて、私も頑張って1年間働いて、海外旅行へ行ける様にしようとか前向きになれるのです。
 でも、仕方ありませんね。意識を切り替えて、春には定年なので生まれ変わろうかな。

集合住宅管理新聞「アメニティ」(2024年497号掲載)
【つづく】