セメントの話

コンクリートの主要原料であるセメントは水和作用によって水硬性をもつものをいい主にポルトランドセメントを言う。セメントはローマ時代からの長い歴史を持つが主に石やレンガの補助材として用いられていたにすぎない。建築材料としてのセメントは1826年に英国のアスプディンという人が特許を申請してから大きな発展をとげることとなる。石灰石と粘土とを混ぜて焼成して作ったセメントが硬化したとき、その色合いや外観がポルトランド島産の建築材料の石に似ているところからポルトランドセメントと呼ばれるようになった。セメントの種類は下記による。

セメント1

セメントの種類によって製法等は多少異なるが主成分は下記のものが主でこれらが互いに結合して塩類をなすか水和作用によって塩類を形成するように混合されたものである。

セメント2