【専有部分のリフォーム】上手なリフォーム計画のたて方

ライフサイクルを考える

独身時代、新婚時代、子育て時代、老後の時代など、人には各々人生の節目があります。室内の模様替えや間取りの改造などは、このライフサイクルに合わせて考えてみると、リフォームの周期計画がたてやすくなります。

次に、そのマンションにいつ頃まで住むつもりか、を考えてみることです。永住か、長期居住か、短期か、それによってリフォームの程度が違ってきましょう短期居住のつもりなら、リフォームにお金をかけても無駄になりますマンションの転売のとき、違和感のありすぎる模様替えは、売却価格がかえって安くなってしまいます。またリフォームにお金をかけたからといって、その分、価格に上乗せされるとは限りません。

また、浴槽や流し台などの設備機器には耐用年数があって、各々サイクルが異なります。折角、お金をかけてリフレッシュするのですから、この設備のサイクルに合わせてリフォームを考えてみるのも一つの方法です。

いずれにしろ思いつきでリフォームを実施するより、あなたなりの計画をもって行うようにすると、リフォームがより楽しく、効果的なものになりましょう。

予算にはゆとりをもって

住宅の修繕やリフォームは、一度手を入れだすと、次から次へときりがないほど手を入れたくなります。 したがって予算もきりがないほど拡大しますので、リフォーム計画には必ずゆとりをもたせた資金計画が必要です。リフォームローンを最大限に利用するのも方法ですが、返済計画には家計費とのバランスも忘れたくないものです。

家具や備品は控えめに

インテリアの究極は空間の美と居住性です。マンションのようなスペースの限られた住宅ではなおさらです。
リフォームを計画するとき、始めから、あれこれと家具や備品を買いそろえるのは考えものです。リフォームを終えて、一息ついてから、じっくり考えても遅くありません。もちろん、リフォーム工事と同時に設備しなくてはならないものもありますから、インテリアコーディネイターに事前によく相談してみて下さい。

室内の寸法図などは大切に

リフォーム工事の見積りを取るときや設備機器などを設置するときに、必ず必要となるのがこの寸法図です。人居時にもらう室内の寸法図や、リフォーム見積りの際に測ってもらった寸法図面等は、以後のリフォームに役立つものですから大切に保管しておくようにしましょう。

見る、聞く、話す

リフォーム案をあれこれ想像するだけで考えるより、実際にリフォームされた事例を見たり、体験者の話を聞いたり、まわりの人達と話し合ったりすることは、自分の考えをまとめ、より具体的な方針をだすために大いに役立ちます。

モデルルームを訪ねたり、相談会に出席したり、専門雑誌や新聞などで研究するのもよい方法です。