春です!新しい自分を発見したい

春です!新しい自分になろうと
二重瞼にする化粧品を買ってみた
やっぱ、ありのままがいいかな

 

 

 

 

桜満開の季節です。鮮やかなピンクの花々を見ると気持ちが高揚して、何でも出来るなって気持ちになってしまうのは、私だけでしょうか。進級、新入学、新入社等で新しい世界に飛び込んで、今までと違う新しい自分を発見する。あまり好きでなかった自分を捨て新しい自分に出合える。期待と希望に満ちたそんな頃です。新しい自分になるにはとエントランスホールの斜め前に咲く桜を見ながら考え続けていたのです。
そこでまず思い付いたのが、二重瞼にする事です。凹凸のないのっぺりとした顔に、小さい一重の目、写真写りの悪いことったら自慢出来る程。化粧映えする訳でもなく、せめて化粧映えでもすれば、長身で足だけはジーンズ屋で長いですねと褒められるので熟年モデルとしてデビューもありかもと夢見ているのです。お腹まわりは問題ありだが足はいける。
なぜ、二重にすればと思ったのか、それは寝不足の朝、一瞬だけ二重になった時、垂れ気味の目がきりっとして顔面に凹凸が生まれた気がしたのです。一瞬でも二重になったという事は、私には素質があると思ったのです。
しかしながら、CMで有名なクリニックの先生に頼むには、お金も必要だし痛いのは嫌です。そんな時、週一回頼んでいる個別宅配のカタログに、瞼の上に塗って専用の器具で持ち上げるように押すだけで二重瞼が手に入るという化粧品が掲載されました。価格も千円程度、これで夢の二重瞼が手に入ると早速注文しました。期待で胸がいっぱいでした。
届いた品物は、普通のリキッドタイプのアイナイナーの容器に入っており、瞼を押し上げる用のミニサイズの刺股のような器具が付いています。説明書にしたがって、ドキドキしながら塗ってみました。何か、接着剤の匂いがします。ミニ刺股で押してみましたが痛い、痛くなって来た。これは私には合わないみたいです。ほんの一瞬で断念しました。ありのままの自分が美しいと思う事にしました。

 

(集合住宅管理新聞「アメニティ」2019年4月号掲載)
【つづく】

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