74.『オリーヴオイルが支えるパスタ小史』⑧

 ~そろそろ、おいしいパスタの話を~

 

世界はまさにパンデミックに席巻されている!新型コロナウイルスはアジアからヨーロッパへ、ヨーロッパからアメリカ大陸、そしてアフリカへと今なお拡大の一途を辿っている。5月29日現在、感染者数5百69万3千人、亡くなった方は35万7千人をそれぞれ超えた。これはひと月前の倍以上の数字、まさに数世紀に一度の感染禍だ。そんな中、これからは、かつて流行した感染症同様、わたし達は日々抑制を図りながら、ウイルスとの共生の道を歩んで行くことになるのだろう。
さて、話題をそろそろ本筋のオリーヴオイルとパスタの話に戻しましょうか。今号はまるで“きし麺”状のロングパスタ、パッパルデッレをご紹介しましょう。

 

 

◆パスタ・ビアンコの神髄◆

 

パスタはソースを選びます。その意味ではこのパッパルデッレはめずらしく、どんなソースにも合います。でも筆者の一押しは魚介との相性抜群の“ビアンコ”その日本での代表選手はスパゲッティ・ボンゴレでしょうか。トマトソースをベースとするロッソ(赤)やクリームソースのパスタに対してビアンコ(白)はアーリオ(ニンニク)・オーリオ(オリーヴオイル)をソースのベースとするパスタの総称です。シンプルながら、具材との相性で味が左右されます。今回は乾麺を使った、パスタ・ビアンコの神髄、魚介のパッパルデッレ(二人前)にチャレンジ!

 

 

◆パッパルデッレは豪快に◆

 

パッパルデッレ

 

パッパルデッレは厚さ2~3ミリ、幅2~3センチ“たらふく食べる”が語源のロングパスタ、分量は1人前100g前後。まず、フライパンにエキストラバージン・オリーヴオイルと砕いたニンニクを入れて弱火で温め、赤唐辛子を加えます。傍らではパスタを茹ではじめます。フライパンではアサリやエビなどの魚介を入れサッと炒めて白ワインを加えます。火加減をやや強めにしてパスタの茹で汁を大さじ2~3杯、フライパンをゆすって乳化させ、塩、胡椒で味を調えます。そこに茹で上がったパッパルデッレを投入、ちぎったイタリアンパセリを加えて手早く混ぜ合わせ、皿に盛りつけて完成。たらふくおいしく食べましょ!(M)
※文中の数字は米ジョンズ・ホプキンス大の集計による。
2020年6月号掲載

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安全でおいしいオリーヴオイルのことを。
良質食材の店「ベル・グスト」

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