61.オリーブオイル最新事情とカルボナーラ

◆改めて注目ジワリ!◆

 

 日本のオリーヴオイル輸入量が、再び増加に転じているようです。2014/15収穫年に6万2千トンのピークに達したあと3年ほど5万7千トン台に低迷していた輸入量は、2018/19収穫年には、前年同時期に比べて0・5%伸びて6万トンの大台に再び乗せる勢いかと、IОC(国際オリーヴオイル評議会)は推測しているようです。オリーヴオイルの有用性が再び光を浴びてきたのかもしれません。時を同じくするように、IОCの事務当局者が農水省やオリーヴオイルの啓発や研究を続ける国会議員らと会合し、日本のJАS規格の国際規格との整合化をはかるべく協議の継続することを確認したとのことです。日本にも一刻も早い国際統一規格の導入が望まれる中、産地偽装や紛い物の流通に不安を抱いている消費者にとって、これは朗報と言えるでしょう。さて、話は変わりますが、オリーヴオイルを旅しながら、それを使わないレシピを紹介するのは憚られますが、ぜひお試しいただきたい、本場イタリアのパスタレシピをひとつご紹介。

 

◆これぞ本物“カルボナーラ”◆

 

 ローマ発祥の定番レシピ、正式には『スパゲッティ アッラ カルブナーラ』最近はよく食べられているパスタ料理ですが、本場ローマでは、クリームや牛乳は使いません。
 では、作り方はシンプル、準備は念入り。始めに黒胡椒を使う分量、軽く煎っておきます。同様に豚のほほ肉グアンチャーレも焦げない程度に炒めておきます。出た脂は捨てないで! つぎに、ボウルに玉子を割って、黄味2個、白味1/4の割合で入れ、そこに羊のチーズ・ペコリーノとすりおろした黒胡椒を加えて混ぜ合わせます。滑らかになったところに、先ほど炒めたほほ肉と出た脂を入れ、最後に茹であがったパスタを加えます。別の鍋で湯を沸騰させ、ボウルの下に湯気を当て湯煎さながらに混ぜ合わせます。すると、パスタとソースが滑らかに絡み合います。これを皿に盛りつけ、仕上げに再びすりおろしたチーズと黒胡椒をふりかければ、ローマも驚く、カルボナーラの出上がりです。
さあ、ボナペティート!(M)2019年5月号掲載

 

(材料)
『スパゲッティ アッラ カルボナーラ』

(材料2人分)
・ブカティーニなど太めのパスタ(量は適宜調整)200g
・ペコリーノ チーズ100g
・グアンチャーレ(豚のほほ肉の塩漬け)100g(ベーコン代用可)
・玉子2個
・黒こしょう(粒) 適量

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