110.アート・ブレーキー 生誕100年

~♬♪ 素敵なジャズドラマー ♪~

 

 1919年10月11日生まれのジャズドラマー、アート・ブレーキーを初めて聴いたのは55年も前のことでした。ジャズがいいなと当初思ったのはトランペット、トロンボーン、サクソフォーン、ピアノ、ドラムスなどによるビッグバンドジャズでした。16名ほどの大編成で、管楽器のハーモニーとキレのあるリズムに魅力を感じ、それが今でも私が吹奏楽好きである原点となっているのだろうと思います。
 その後、ピアノ、ドラムス、トランペット、サクソフォーンなどの小編成のジャズにも興味が広がり、そこにアート・ブレーキーが私の耳にやってきたのです。彼のドラムスはオリジナリティと協調性によって、バンドとしてのバランスや主張に惹きつけられました。

 

~♫ アート・ブレーキーの影響 ♪♬~

 

 ジャズでのドラムの役割はリズムを的確に刻むのは当前ですが、いくつかのドラムの大きさと、その音程を叩きわけて色彩感を醸し出し、演奏全体の流れをつくり上げていきますが、アート・ブレーキーのドラミングにはそれらを明確に感じました。
 中学2年の数学の授業中に、無意識のうちにアート・ブレーキーになっていたようで、机を両手で叩いていて、先生から「猿のような真似はやめなさい」と注意を受けました。リズムを刻むことが、その当時から好きでした。アート・ブレーキーから得たジャズ的なこと。それは私の体内に入り込んでいます。
 それがあって、夏祭りの盆踊りと盆太鼓の指導は40年近く続けています。それはアート・ブレーキーが原点と言えます。
(服部 伸一 エッセイスト・写真家)
集合住宅管理新聞アメニティ445号 (2019年10月号掲載)

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