117.「文化」、あらためて考えたい

無観客ライブ♪

ライブ会場で新型コロナウイルスの集団感染となった例など、多くの人が集まる場の感染リスクが明らかになりました。その影響で、音楽も舞台も美・博術館など、さまざまな鑑賞の場が閉鎖状態になっています。オーケストラなどは演奏会を予定していたホールで無観客コンサートを開いたりYouTubeに投稿したりしていますが、彼らは収入が減ったりなくなったりで、それこそ緊急事態に陥っています。

最善の行動が求められる♫

この大災害の収束は果てしなく遠い感じがしますが、感染防止には一人ひとりの行動を変えることでが最大の近道です。ガマンではなく、近い将来、音楽も舞台も美術館などが開かれることを願っての最善の行動です。
政府は不特定多数の人々が集まるイベントの開催自粛を要請し、それに応えて、コンサートなどを中止にしているのですが、キャンセル料を支払わないという主催者も多くあるようです。

文化を守りましょう♪

感染拡大の予防は、私たちが一丸となって取り組まなくてはなりませんが、その影響による経済的マイナスは、同時にセットとして国にも考えほしいと思います。あの文化はどこに行ってしまったのか、ということにならないように、国に対して支援策を求めたいのです。もちろん、一人ひとりが支援の輪に入り、興味のあるオーケストラや劇団などを支えることも必要です。
コロナ禍が過ぎ去った時に、以前と同じようにこころの充足を得られる文化を残しておきたいと思うのは、読者の皆様も同じではないでしょうか。

(服部 伸一 エッセイスト・写真家)
集合住宅管理新聞アメニティ452号 (2020年5月号掲載)