マンション管理業の実態調査調査結果を公表/一般社団法人マンション管理業協会

 一般社団法人マンション管理業協会(所在地:東京都港区、理事長:山根弘美)は、2012年11月より、マンション管理業の実態に関する調査・研究を有識者と共同で行い、その調査結果がまとまったため公表した。

【調査の目的】
 マンション居住者の管理へのニーズおよび、その満足度の実態を明らかにすること。

【調査の方法と検討内容】
 2014年度にインターネットを通じてマンション居住者および購入予定者に対して実施した「マンション管理に関する意識調査」を用いて、全国のマンション居住者の管理に対するニーズ、満足度の現状を明らかにし、その上で、マンション居住者の満足度に着目し、満足度の向上を実現するため、今後のマンション管理会社に求められるサービス提供、人材管理の在り方を検討した。

【調査結果の概要】
 分析を通じて明らかとなったのは、次の3点。
 
 1 マンション管理の知識を豊富に持ち、管理に対して高い関心をもつ居住者ほど、多様なサービスへのニーズに目が向き、提供されるサービスにも満足している。
 2 居住者のサービスへの満足度と、現場で働くフロント業務担当者のモチベーションの高さが関連していることが確認された。また、フロント業務担当者のモチベーションには、現在の仕事の満足度よりも、今後もフロント業務担当者として働き続けたいという将来に向けての意欲が強く影響するという結果も得られた。
 3 フロント業務担当者のモチベーションを維持・向上させるには、教育訓練の重要性が示された。特に居住者の満足度向上に有効な 「コミュニティ形成支援」と関連する、「コミュニケーション能力を高めるための教育」の提供が、フロント業務担当者のモチベーション向上に寄与すると同時に、コミュニティ形成支援を提供する能力育成にもつながることが明らかとなった。

 なお、同調査結果については、下記の日程で報告会が開催される。
【調査報告会の日程等】

 報告会 :マンション管理業の実態に関する調査 調査結果報告会
 開催日時:平成26年11月26日(水) 15:00~17:00
 開催場所:東海大学校友会館 阿蘇の間
      東京都千代田区霞が関3-2-5霞ヶ関ビル35階